5.2.7. 崩壊や脱励起過程モデル

表 5.2.76 nevap

説明

(D=3)
蒸発モデルのオプション
=0
蒸発モデルを用いない
=3
GEM モデルを用いる
表 5.2.77 ngem

説明

(D=1)
GEMモデルのオプション。
=0
デフォルトバージョン(Ver.1)を使う。
=1
Ver.1を使う。
=2
Ver.2を使う(核子放出・ガンマ線放出の競合、殻補正にKTUYのデータ [1] を使う)。
表 5.2.78 ifission

説明

(D=1)
核分裂反応モデルのオプション。
=1
デフォルトバージョン(Ver.1)を使う。
=2
入射粒子が陽子もしくは中性子の場合で、統計崩壊開始時に原子番号が89未満の核は、Ver.1に代わってIwamotoモデル [2] を使用する。
表 5.2.79 igamma

説明

(D=2)
残留核の \(\gamma\) 崩壊オプション。
=0
\(\gamma\) 崩壊を考慮しない。
=1
\(\gamma\) 崩壊を考慮する。
=2
\(\gamma\) 崩壊をEBITEMモデルを用いて考慮する。
=3
\(\gamma\) 崩壊とアイソマー生成をEBITEMモデルを用いて考慮する。
バージョン2.73以前では、1-3の場合にfile(14)=trxcrd.datを[parameters]セクションで設定する必要があります。
=-1,-2,-3
1,2,3と同様ですが励起核の運動に起因するドップラー効果を無視します。
表 5.2.80 ismm

説明

(D=0)
統計マルチフラグメンテーションモデル(SMM)のオプション。
=0
統計マルチフラグメンテーションモデルを用いない。
=1
統計マルチフラグメンテーションモデルを用いる。JQMDの場合、JQMDからGEMへの切り替え時間がデフォルトの150 fm/cから75 fm/cに変わります。
表 5.2.81 irelax

説明

(D=0)

陽子や重粒子線などの荷電粒子に対する、特性X線およびオージェ電子の生成を制御するオプション

0

特性X線やオージェ電子を発生させない。

>0

特性X線およびオージェ電子を、発生確率に従って発生させる。値の絶対値は生成対象とする電子殻の範囲を表す。(1: K殻のみ、2: K殻・L殻、…、7: 全電子殻)

<0

特性X線およびオージェ電子を強制的に発生させ、発生確率に応じてweightを調整する。値の絶対値は生成対象とする電子殻の範囲を表す。(-1: K殻のみ、-2: K殻・L殻、…、-7: 全電子殻)

EBITEMモデルを用いてアイソマー生成を考慮すると、[t-yield]においてaxis=chart, dchainとした場合に、生成されたアイソマーの情報が出力されます。本モデルに関する詳細は文献 [3] をご覧ください。

igamma \(<\) 0は反応の物理過程を歪めるため、必要な場合(ガンマ線放出の準位構造を調べるなど)以外は使わないでください。

統計マルチフラグメンテーションモデルは、鉛や水銀などの重い核、または100 MeV/n前後での核反応で核種生成の再現性を向上させます。ただし核反応の計算にかかる時間が場合によっては数倍長くなります。本モデルに関する詳細は文献 [4] [5] をご覧ください。