5.2.17. クーロン散乱や重力場・電磁場に関するオプション

表 5.2.138 nspred

説明

(D=0)
電子・陽電子を除く荷電粒子のクーロン散乱(angle straggling)オプション [1]
=0
クーロン散乱を考慮しない
=1
クーロン散乱を考慮する。NMTCオリジナル
=2
(推奨)クーロン散乱を考慮する。Moliere理論に基づくLynchの式 [2]
\(-1,-2\) で指定することもできます。負値で指定した場合は常にクーロン散乱を考慮し、正値で指定した場合は線源粒子が一度反応を起こすまで考慮します。計算時間短縮のため、通常の計算には0もしくは正値を奨励していますが、希薄な大きい体系中の荷電粒子の輸送計算やミューオンのような透過性の高い荷電粒子の輸送計算の場合は負値を設定してください。
表 5.2.139 ascat1

説明

(D=13.6)
Lynchの式(下記参照)の係数 \(A\) 。nspred = 2の場合のみ有効。
表 5.2.140 ascat2

説明

(D=0.038)
Lynchの式(下記参照)の係数 \(B\) 。nspred = 2の場合のみ有効。
表 5.2.141 nedisp

説明

(D=0)
電子・陽電子を除く荷電粒子の減速過程におけるエネルギー分散(energy straggling)のオプション。
=0
エネルギー分散を考慮しない。
=1
(推奨)エネルギー分散を考慮する。Landau Vavilov [3]
表 5.2.142 gravx

説明

(D=0)
重力場の方向ベクトルのx成分
表 5.2.143 gravy

説明

(D=0)
重力場の方向ベクトルのy成分
表 5.2.144 gravz

説明

(D=0)
重力場の方向ベクトルのz成分
表 5.2.145 usrmgt

説明

(D=1)
[electro magnetic field] で timeを指定した時のユーザーサブルーティンオプション
=1
usrmgt1.fを使用。現在、Wobbler magnetが定義されている
=2
usrmgt2.fを使用。中性子用パルスマグネットが定義される
表 5.2.146 usrelst

説明

(D=1)
[elastic option] でのユーザーサブルーティンオプション
=1
usrelst1.fを使用、現在、中性子用Bragg散乱用プログラム
=2
usrelst2.fを使用、現在、中性子用サンプルプログラム
表 5.2.147 ielctf

説明

(D=0)
電磁場のオプション
=0
電磁場を考慮しない
=1
電磁場を考慮する。数 cm 以下の距離で軌道が大きく曲がる強い電磁場やエネルギーの低い荷電粒子の軌道を計算したい場合は、電磁場中での最大飛行メッシュ( deltg ) を小さく設定してください(ただし、電子・陽電子は除く)。

gravx, gravy, gravz は、重力場の方向ベクトル。重力を設定したときは、1 eV以下の中性子に作用します。gravx=1, gravy=0, gravz=0 を指定したときは、x負方向に重力が作用します。 imagnfはielctfと等価なパラメータで、[magnetif field] [electro magnetic field] の両方を有効にします。Ver.3.36から、ielctfと[electro magnetic field]に統合されたので、imagnfと[magnetif field]は推奨されません。