5.31. [ Libout ] セクション

[libout] セクションは、断面積・カーマファクター出力モード( icntl=1 )において、断面積・カーマファクター出力モード( inucr=100 )におけるパラメータを指定するために用いられます。

以下のような書式でパラメータを指定してください。

[ Libout ]
  part = neutron
  eneinc = 100
  e-type = 3
  ne = 50
  emin = 1
  emax = 100
  epsout = 1
  a-type = -3
  na = 9
  12.5 17.5
  27.5 32.5
  42.5 47.5
  57.5 62.5
  72.5 77.5

指定できるパラメータは以下の通りです。

表 5.31.1 nucleus

説明

数(省略可) 208Pb

断面積を出力する核種を制限する。数だけの核種を次の行に記述する。Material 1に含まれる全ての核種を出力したい場合は記載不要。

表 5.31.2 part

説明

proton, deuteron, triton, 3He, alpha, photon

微分断面積を算出する際の放出粒子を指定する。part=photonを指定した場合、gamout=1の場合と同じガンマ線についての微分断面積が出力される。

表 5.31.3 eneinc

説明

値 (D=15)

断面積を出力する入射粒子エネルギー [MeV/u] を指定する。

表 5.31.4 info

説明

0, 1 (D=1)

[libout] セクションのインプットエコーおよびライブラリの基本情報を出力する。

表 5.31.5 ddxout

説明

0, 1, 2 (D=2)

0以外を指定した場合に微分断面積を出力する。1は放出粒子エネルギーの微分断面積 [mb/MeV]、2はエネルギー・角度の二重微分断面積 [mb/sr/MeV] を出力する。1の場合は e-type、2の場合は e-type および a-type の指定が必要。モンテカルロ法で計算されるため、maxcas を十分大きく設定すること。

表 5.31.6 e-type

説明

1, 2, 3, 4, 5

放出粒子のエネルギーメッシュを指定する。メッシュサブセクションの定義方法は 6.6.1 章 を参照。

表 5.31.7 a-type

説明

1, 2, 3, 4, -1, -2, -3, -4

放出粒子の角度メッシュを指定する(1, 2: cos、-1, -2: degree)。メッシュサブセクションの定義方法は 6.6.1 章 を参照。 -3 を指定した場合は、1, -1 の場合と同様の書式で角度分点を読み込み、奇数の角度ビンについてのみ結果を出力する。4, -4 を指定した場合は、1, -1 の場合と同様の書式で角度分点 \(a(i)\) を読み込み、 \(a(i) \pm \mathrm{delcos}\) の角度ビンについて微分断面積を算出する。

表 5.31.8 delcos

説明

値 (D=0.015)

a-type = 4, -4 の場合の角度ビン幅(cos)を指定する。

表 5.31.9 mtout

説明

数 (D=0)

0以外を指定した場合、MTごとの断面積を出力する。MT番号は次の行で指定する。

表 5.31.10 gamout

説明

0, 1 (D=0)

1を指定した場合、放出ガンマ線のエネルギーに対する微分断面積 [mb/MeV] を出力する。part=photon の場合は指定不要。Eg-type の指定が必要。

表 5.31.11 eg-type

説明

1, 2, 3, 4, 5

放出ガンマ線のエネルギーメッシュを指定する。メッシュサブセクションの定義方法は 6.6.1 章 を参照。

表 5.31.12 sigout

説明

0, 1, 2, -1, -2 (D=2)

0以外の数を指定した場合、積分の断面積[b]を出力する。1: totalのみ、2: total, absorption, elastic, non-elastic を出力する。正値の場合、ei-typeで指定したエネルギー分点に最も近いライブラリ上のエネルギー点について断面積を出力する。負値の場合、ライブラリ上の全エネルギー点について断面積を出力する。

表 5.31.13 ei-type

説明

1, 2, 3, 4, 5

積分断面積を出力する入射エネルギー点 [MeV/u] を指定する。メッシュサブセクションの定義方法は 6.6.1 章 を参照。

表 5.31.14 file

説明

filename

出力ファイル名を指定する。複数種類の断面積を出力する場合、filename_sig.xxx, filename_ddx.xxx, filename_gam.xxx のように分割される。

表 5.31.15 plotlib

説明

0, 1 (D=0)

1を指定した場合、ANGEL描画用パラメータを出力ファイルに追加する。

表 5.31.16 angelsig

説明

ANGELパラメータ

積分断面積出力におけるANGELパラメータを指定する。

表 5.31.17 angelddx

説明

ANGELパラメータ

微分断面積出力におけるANGELパラメータを指定する。

表 5.31.18 angelgam

説明

ANGELパラメータ

ガンマ線微分断面積出力におけるANGELパラメータを指定する。

表 5.31.19 angdisp

説明

0, 1 (D=0)

1を指定した場合、角度ごとの二重微分断面積を1つのテーブルにまとめて出力する。

表 5.31.20 epsout

説明

0, 1 (D=0)

1を指定した場合、結果をEPS形式の画像として出力する。

表 5.31.21 ddxdata

説明

filename

指定した場合、filenameのファイルから微分断面積テーブルを読み込み、微分断面積出力時に読み込んだデータを並べて出力する。断面積を比較した図を作成する場合などに用いる。対応しているファイルは、PHITSのaxis = engのタリー出力ファイル及び本機能で作成したddxファイル。エネルギーメッシュと角度メッシュを同一にする必要がある。