5.2.10. 核反応モデルオプション

表 5.2.86 inmed

説明

(D=1)
Bertiniモデルの核子核子断面積オプション
=0
free (nmtclk25.dat)
=1
Cugnon old (nmtclk95.dat)
=2
Cugnon new (nmtclk30.dat)
表 5.2.87 andit

説明

(D=0)
Bertiniモデルの \(\Delta\) 角分布オプション
=0
50%等方、50%前方
=1
全て等方分布
=2
全て前方分布
表 5.2.88 iidfs

説明

(D=0)
中性子入射核分裂反応のオプション
=0
中性子の核データを使用する
=1
文献値に基づき中性子多重度 \(\nu\) とエネルギー分布を再現する
表 5.2.89 idwba

説明

(D=0)
DWBAスペクトルのオプション
=0
DWBA計算で求めた離散スペクトルを考慮しない
=1
DWBA計算で求めた離散スペクトルを考慮する
表 5.2.90 npidk

説明

(D=0)
計算打切エネルギーに達した負パイオンの崩壊の取り扱い
=0
吸収反応を強制的に考慮する
=1
崩壊させる

inmedオプションは、inmed=1のinmedium断面積がデフォルトになっています。

iidfs=1を指定した場合、下に示す18核種の核分裂で放出される中性子の多重度 \(\nu\) とエネルギー分布を文献 [1] にあるデータに基づき再現します。

U-238, Pu-238, Pu-240, Pu-242, Cm-242, Cm-244, Cf-252, Th-232, U-232, U-233, U-234, U-235, U-236, Np-237, Pu-239, Pu-241, Am-241, Bk-249.

idwbaは、特定の標的原子核における陽子、重陽子入射反応を対象として、放出中性子や陽子のエネルギースペクトルに、DWBA(歪曲波ボルン近似)によって計算した離散スペクトルを追加するオプションです。具体的には、以下の入射エネルギーと反応が対象となります。

30-400 MeVにおける \(^7\) Li \((p,n)^7\) Be反応
10-50 MeVにおける \(^9\) Be \((p,n)^9\) B反応
10-50 MeVにおける \(^{6,7}\) Li \((d,n)^{7,8}\) Beおよび \(^{6,7}\) Li \((d,p)^{7,8}\) Li反応
5-25 MeVにおける \(^9\) Be \((d,n)^{10}\) Bおよび \(^9\) Be \((d,p)^{10}\) Be反応
10-50 MeVにおける \(^{12,13}\) C \((d,n)^{13,14}\) Nおよび \(^{12,13}\) C \((d,p)^{13,14}\) C反応

崩壊チャンネルを持つ粒子が、計算打切エネルギーに達した時には、全て崩壊させます。その中で負パイオンについては、npidk=0としていると、まず強制的に核反応を試み吸収させます。それでも吸収されなかった場合は、やはり崩壊させます。