5.2.11. 低エネルギー中性子に関するオプション

以下のパラメータは、20 MeV以下の中性子の計算に用います。

表 5.2.91 emcnf

説明

(D=0.0)
中性子捕獲のしきい値(MeV)
これ以上でimplicit capture、以下でanalog capture
表 5.2.92 nonu

説明

(D=1)
通常のfissionとして取り扱う
=0
fissionを起こさない。単なる中性子捕獲反応として扱う。
光子が生成される。
表 5.2.93 isaba

説明

(D=0)
\(S(\alpha,\beta)\) に関するオプション。
=0
このオプションを使用しない。
=1
\(S(\alpha,\beta)\) を使用した計算においてデータの内挿を行う。
表 5.2.94 isans

説明

(D=0)
微少角中性子散乱(small angle neutron scattering, SANS)モデルの使用の有無に関するオプション。
=0
SANSモデルを使わない。
=1
SANSモデルを使う。この場合、SANSモデルに対応した熱中性子散乱則ライブラリーが必要となります。

nonu=0とすることで、計算体系内に設定された核分裂性核種に、輸送中の中性子が核分裂反応を誘起した際、2次中性子による中性子増倍効果を発現させず、即ち、中性子を発生させずに、単に中性子捕獲反応として輸送計算を継続することができます。用途としては、臨界解析コード等により別途評価した同体系における中性子実効増倍率を加味した中性子線源等を用いて、実質的な中性子透過問題の評価が行えます。これは、MCNPコードにおけるNONUカード相当に相当します。

isaba=1は、薄膜等の散乱回数が少ない場合を計算する際に指定してください。