5.3.21. 時間分布の定義

t-type = で始まる時間分布サブセクションを指定することにより、線源に時間分布をもたせることができます。 t-type = 1,2 はそれぞれ矩形分布とGauss分布、 t-type = 3,4 は時間分布を分点と強度分布で与えます。 t-type = 5,6 は時間に関する強度分布を任意の関数で与えます。 また、 t-type = 100 では、エネルギーの関数として時間分布の型を指定できます。 (D=***) のあるものは、省略可能です。

5.3.21.1. t-type = 0, 1, 2

(D = 0) 時間分布。 0: 時間分布なし。t = 0.0。 1: 矩形分布。 2: Gauss分布。

t0 = : (D = 0.0) 第1の時間分布の中心時刻 [ns]。

tw = : 時間分布の幅 [ns]。矩形分布の場合は全幅。Gauss分布の場合は半値全幅。

tn = : 時間分布の数。

td = : 時間分布の間隔 [ns]。

tc = : (D = \(10 \times tw\)) Gauss分布の場合のカットオフ時間 [ns]。

5.3.21.2. t-type = 3

時間分点t(i)と各ビンにおける線源粒子の生成確率の積分値w(i)を与えることにより、任意の時間分布を指定する。 統計的にw(i)に比例するように各ビンに生成する粒子の数を調整し、時間分布を表現する。

ntt = : 時間群数。データは自由フォーマットで次のように与える。

(t(i), w(i), i = 1, ntt), t(ntt+1)

各ビンに生成される粒子数の積分値はw(i)に比例する。

5.3.21.3. t-type = 4

t-type = 3 と同じ時間分布を発生させる。ただし、 t-type = 3 が生成数を調整して時間分布を表現するのに対し、 t-type = 4 では、全ての時間ビンに同数の粒子を生成させ、粒子のウエイトの積分値をw(i)に比例して変化させることにより時間分布を表現する。また、 o-type = 1 とし生成個数比o(i)を与えることにより、各ビンの生成個数を変化させ、特定の時刻をもつ線源の統計量を変化させることが出来る。

ntt = : 時間群数。データは自由フォーマットで次のように与える。

(t(i), w(i), i = 1, ntt), t(ntt+1)

デフォルト( o-type = 0 )では各ビンに等しい個数が生成される。 o-type = 1 でo(i)を設定した場合は、それらの値に各ビンの生成粒子数の積分値は比例する。

o-type = 0, 1 : (D = 0) 生成個数のオプション。

  • for 0, 全てのビンで o(i) = 1 。以下のデータは無し。

  • for 1, 各ビンの生成個数比 o(i) を次の行からデータで与える。

(o(i), i = 1, ntt)

5.3.21.4. t-type = 5

微分時間スペクトル( \(d\varphi/dt\) )を任意の関数 \(h(t)\) で与える。

h(x) : Fortran形式で書いた関数。xは時刻 [ns] を表す。内部変数や定数が使える。

ll : 時刻群数。

tg1 : 時間分布のカットオフ最小値 [ns]。

tg2 : 時間分布のカットオフ最大値 [ns]。

5.3.21.5. t-type = 6

t-type = 5 と同じ時間分布を発生させる。ただし、 t-type = 5 が生成数を調整して時間分布を表現するのに対し、 t-type = 6 では、全ての時間ビンに同数の粒子を生成させ、粒子のウエイトの積分値をw(i)に比例して変化させることにより時間分布を表現する。また、 o-type = 1 とし生成個数比o(i)を与えることにより、各ビンの生成個数を変化させ、特定の時刻をもつ線源の統計量を変化させることが出来る。

h(x) : Fortran形式で書いた関数。xは時刻 [ns] を表す。内部変数や定数が使える。

ll : 時刻群数。 デフォルト( o-type = 0 )では各ビンに等しい個数が生成される。 o-type = 1 でo(i)を設定した場合は、それらの値に各ビンの生成粒子数の積分値は比例する。

tg1 : 時間分布のカットオフ最小値 [ns]。

tg2 : 時間分布のカットオフ最大値 [ns]。

o-type = 0, 1 : (D = 0) 生成個数のオプション。

  • for 0, 全てのビンで o(i) = 1 。以下のデータは無し。

  • for 1, 各ビンの生成個数比 o(i) を次の行からデータで与える。

(o(i), i = 1, ll)

5.3.21.6. t-type = 100

t-type =100 を指定し、PHIITSのソースファイルを書き換えることで、エネルギーの関数として任意の時間分布を与えることができます。 この機能を使用する場合は、ソースファイルのひとつ sors.f ファイルにあるsubroutine tdis01を書き換えてください。

tg1 : 時間分布のカットオフ最小値 [ns]。

tg2 : 時間分布のカットオフ最大値 [ns]。