7.11. [ T-LET ] セクション¶
任意の物質の LET (\(dE/dx\)) の関数として、track length や dose を タリーします。[t-heat] と異なり、ここでの dose は、荷電粒子の エネルギー付与だけをタリーします。LET の単位は、keV/um です。 [t-let] を使い、中性子の輸送計算を行う場合は、 Event Generator mode (e-mode>=1) にする必要があります。 また、電子に関しては、計算打切エネルギー emin 以下の粒子の寄与は タリーさせませんので、ご注意ください。
value |
explanation |
reg, r-z, xyz |
メッシュ型。 メッシュ型サブセクションが必要です。 |
value |
explanation |
(省略可) |
reg メッシュに対して各領域の体積を定義します。 このオプションの下に体積定義サブセクションが必要です。 ここで定義しない場合は、 [volume] で定義した値が用いられます。 reg= に ( ) を用いた特殊な領域指定を行い、この volume サブセクションを定義しない場合は、内部で定義された領域番号が input echo に出力されます。 |
reg vol |
体積定義。 詳細は [volume] セクションを参照してください。 |
value |
explanation |
72 (default) |
体積入力 echo における1行あたりの最大カラム数。 |
value |
explanation |
1, 2, 3, 4, 5 |
LET メッシュ。単位は [keV/um]。 LET メッシュサブセクションの定義方法は 6.6.1 章 を参照。 ただし、メッシュを細かく設定しすぎる (1桁あたり 20 分割以上)と、得られた LET スペクトルに 物理的に意味のないピークが生じますのでご注意ください。 |
value |
explanation |
all (省略時), 粒子名 |
タリーする粒子。 |
value |
explanation |
let, reg, x, y, z, r |
出力データの x 軸。 |
xy, yz, xz, rz |
2次元表示。 |
value |
explanation |
(省略可, D=part) |
画像出力ファイルで同じページに表示するデータの種類。 axis で定義できるパラメータを指定できます。 |
value |
explanation |
|
出力ファイル名を定義します。 これは axis の各設定に対して必要です。 |
value |
explanation |
(省略可, D=file) |
restart 計算で過去の tally を読み込むファイル名を定義します。 axis を複数定義していても、指定する resfile は1つだけです。 |
value |
explanation |
1, 2, 3, 4, 5, 6 |
1: Track [cm/(keV/um)/source] 2: Dose [MeV/(keV/um)/source] 3: Track [cm/ln(keV/um)/source] 4: Dose [MeV/ln(keV/um)/source] 5: Track [cm/source] 6: Dose [MeV/source] |
7, 8, 9, 10, 11, 12 |
7: Track [1/cm^2/(keV/um)/source] 8: Dose [MeV/cm^3/(keV/um)/source] 9: Track [1/cm^2/ln(keV/um)/source] 10: Dose [MeV/cm^3/ln(keV/um)/source] 11: Track [1/cm^2/source] 12: Dose [MeV/cm^3/source] |
13, 14 |
13: \(L*f(L)\) [dimensionless] ただし \(\int f(L)dL=1\) に規格化。 14: \(L*d(L)\) [keV/um] ただし \(\int d(L)dL=1\) に規格化。 |
value |
explanation |
(省略可, D=1.0) |
規格化定数。 |
Version 3.02 より新たな unit=13,14 が加わりました。 どちらもマイクロドジメトリ分野でよく使われる形式で、\(f(L)\) と \(d(L)\) は、それぞれ LET (\(L\)) に対する飛跡及び線量の 確率密度 (probability density) を表します。 unit=13,14 の結果は、それぞれ unit=2,4 の結果と比例関係にありますが、 確率密度関数の積分値が 1 に規格化されているため、その絶対値が異なります。 また、sum over の代わりに、unit=13 の場合は頻度平均 (Frequency mean)、unit=14 の場合は線量平均(Dose mean)の値が 出力されます。ただし、その誤差は出力されません(常に 0.000 となる)。 なお、unit=13,14 は、axis=let のみ有効となります。
value |
explanation |
(省略可) |
タイトル。 |
value |
explanation |
(省略可) |
ANGEL パラメータ。 |
value |
explanation |
(省略可) |
ANGEL パラメータの特別な書式。 |
value |
explanation |
1, 2, 3, 4, 5, 6, 7 |
2次元表示のオプション。 |
(省略可, D=3) |
value |
explanation |
0 (default), 1, 2, 3, 4, 5 |
mesh=xyz かつ axis=xy,yz,xz の場合に、このオプションで領域境界(1)、物質名(2)、領域名(3)、LAT番号(4)を表示します。 gshow=5 は、 icntl=8 の場合にピクセル形式で物質色のみを表示します。 |
value |
explanation |
0 (default), 1, 2, 3 |
mesh=reg,tet かつ axis=xy,yz,xz の場合に、このオプションで領域境界(1)、物質名(2)、領域名(3)を表示します。 このオプションの下に xyz メッシュサブセクションが必要です。 |
value |
explanation |
2 (default) |
gshow または rshow を指定した際の lattice および連続四面体の境界線に関するオプション。 |
0 |
描画しない。 |
1 |
描画する。 ただし、ボクセルファントムの線は明瞭に描画されないことがあります。 |
2 |
同じセル内の線は描画しない。 |
3 |
同じ物質内の線は描画しない。 この場合、同じ物質で満たされた隣接セルの境界は、lattice や連続四面体でなくても描画されません。 また、 gshow>=3 の場合でもセル番号や LAT 番号は表示されなくなります。 |
value |
explanation |
(省略可) |
\(x\) 軸タイトル。 |
value |
explanation |
(省略可) |
\(y\) 軸タイトル。 |
value |
explanation |
(省略可) |
\(z\) 軸タイトル。 |
value |
explanation |
1 (default) |
gshow または rshow オプションの時、領域境界を求める分解能を各辺 resol 倍します。 |
value |
explanation |
0.5 (default) |
線の太さを定義します。 |
value |
explanation |
(省略可) |
r-z または xyz メッシュに対する座標変換番号、またはその定義。 |
value |
explanation |
(省略可) |
タリーする物質を指定します。 |
all |
all が default で、未定義と同じです。 |
物質数 |
物質数を指定し、次の行で物質番号を定義します。 この値を負値にすると、指定した物質をタリー対象から除外します。 |
(次の行) |
2 5 8 のように物質番号を指定します。 |
value |
explanation |
(省略可, D=9) |
xyz メッシュで material を定義した場合に、各メッシュの体積値を補正するオプションです。 0 は補正なしを意味します。 volmat の値は、1つの xyz メッシュ辺を何分割して走査するかを表します。 |
value |
explanation |
(省略可) |
LET (\(dE/dx\)) を評価する物質番号。
省略時は、実際の物質です。
物質を指定する場合の密度は、[Material] セクションで定義された密度となります。
したがって、水に対する LET 分布を計算したい場合、[Material] セクションで、
水の密度が 1 g/cm^3 となるように定義する必要があります。
また、負の場合は電子・陽電子の \(dE/dx\) として 1 g/cm^3 の水に対する値が参照されます。
詳しくは、 |
value |
explanation |
0 (default), 1, 2 |
epsout=1 では、結果を eps ファイルとして出力します。
ファイル名は拡張子を |
value |
explanation |
part の数 (default) |
eps ファイルに表示する part の数を指定します。 このパラメータはタリー eps ファイルに表示する粒子数だけを制限し、数値データファイルには影響しません。 |
value |
explanation |
(省略可, D=-9999) |
i 番目の counter の最小値。 |
value |
explanation |
(省略可, D=9999) |
i 番目の counter の最大値。 |
value |
explanation |
(省略可, D=-9999) |
i 番目の history-counter の最小値。 このパラメータは batch variance mode の istdev=1 では指定できません。 |
value |
explanation |
(省略可, D=9999) |
i 番目の history-counter の最大値。 このパラメータは batch variance mode の istdev=1 では指定できません。 |
value |
explanation |
(省略可, D=-1) |
STD cut off のしきい値。 |
stdcut を指定すると、PHITS は STD、すなわち標準偏差の値に応じて自動的 に計算を停止します。 この機能は stdcut が正で、 [parameters] セクションにおいて itall=0,1 を指定した場合に利用できます。 1バッチの最後に、タリー結果の STD の相対値がすべて 0 より大きく stdcut より小さい場合、計算は停止します。 2つ以上のタリーセクションで stdcut を設定した場合は、それらすべてが 条件を満たした時にこの機能が動作します。