2.5. INPS:   PS画像の挿入

PS画像の挿入(インクルード)を定義します。 H セクションの内部を除いて、 入力ファイルのどの場所でも、他のPS画像を取り込めます。 書式は、

INPS: { \(file.name\) } X( \(x\) ) Y( \(y\) ) IX( \(ix\) ) IY( \(iy\) ) S( \(s\) ) SX( \(sx\) ) SY( \(sy\) ) A( \(a\) )


です。{ } 内がファイル名です。PS画像の挿入では、 ファイル全体のインクルードだけをサポートしています。 また、取り込めるPSファイルはEPSファイルで、内部に %%BoundingBox の記述があり、1ページだけのものに 限られます。 取り込んだPS画像は、その場所でのグラフの座標系で ( \(x\), \(y\) ) の位置を 原点に全体のスケールを \(s\) 倍して、また必要があれば、PS画像の x 方向、y 方向に \(sx\)\(sy\) 倍し、 グラフの座標系で \(a\) 度回転させて 描かれます。

2.5.1. INPS: パラメーター

表 2.4 INPS: パラメーター

パラメーター

説明

{ \(filename\) }

インクルードPSファイル名

X( \(x\) )

PS画像を取り込む \(x\) 座標 (D=X軸の原点)

Y( \(y\) )

PS画像を取り込む \(y\) 座標 (D=Y軸の原点)

IX( \(ix\) )

PS画像を取り込むx座標の画像位置
\(ix=1\): 画像の左端 (default)
\(ix=2\): 画像の左右中心
\(ix=3\): 画像の右端

IY( \(iy\) )

PS画像を取り込むy座標の画像位置
\(iy=1\): 画像の下端 (default)
\(iy=2\): 画像の上下中心
\(iy=3\): 画像の上端

S( \(s\) )

画像の全体のスケールを \(s\) 倍します (D=1)

SX( \(sx\) )

画像のx方向のスケールを \(sx\) 倍します (D=1)

SY( \(sy\) )

画像のy方向のスケールを \(sy\) 倍します (D=1)

A( \(a\) )

画像を \(a\) 度だけ反時計回りに回転します (D=0)

2.5.2. PS画像の挿入例

下の例題は、Ghostviewのパッケージに入っているPS画像を、(0,0) 座標の点に 15度回転させて挿入したものです。IX(2) IY(2) を 指定していますから、画像の中心位置を(0,0)に置いて回転しています。 また、BOX: を用いて画像の回りに枠を描いています。

List 2.1 ● PS画像の挿入例

1:  P: PORT NOMS NOFR NOXT NOYT
2:  P: XMIN(-3) XMAX(3) YMIN(-3) YMAX(3) NOSP FORM(1.0)
3:  P: XDTC(-1) YDTC(-1) AFAC(0.7)
4:  BOX:  BOX(ovalbox) X(0) Y(0) A(15) SX(14) SY(17)
5:  INPS: {tiger.ps}   X(0) Y(0) A(15) IX(2) IY(2) S(0.4)

出力は以下のようになります。

../_images/fig221.png

図 2.1 PS画像の挿入例