2.13. HC:   2次元カラークラスタープロットセクション

2.13.1. 基本スタイル

HC: セクションは、2次元カラークラスタープロットのセクションです。 カラークラスタープロットとは、2次元の等間隔メッシュに与えられた高さのデータより、 各メッシュの領域をその各々の高さに比例した色で塗りつぶすものです。 基本スタイルは、H2: セクションと全く同じです。 等高線例題と同じデータをカラークラスタープロットすると、次のようになります。

List 2.19 ● 2次元カラークラスタープロット例題1

1:  HC: Y = 3.0 TO -3.0 BY -1.0 ; X = -3.0 TO 3.0 BY 1.0 ;
2:   0    0    0    0    0    0    0
3:   0    8    0    2    4    0    0
4:   0    0    1    5    6    2    0
5:   0    2    4   14   15    9    0
6:   0    2    5   23   32   12    0
7:   0    0    3   10   16    8    0
8:   0    0    0    0    0    0    0
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図 2.15 2次元カラークラスタープロット例題1

HC: 行の X, Y の順番、最大値、最小値の順番は、 データの読み込み方は、H2: セクションとおなじで、次のように規定します。

HC: Y = 3.0  TO  -3.0  BY  -1.0 ;  X = -3.0  TO  3.0  BY  1.0 ;

は、Fortran プログラムの

READ(*,*) ( ( DATA(IX,IY), IX = 1,7,1 ), IY = 7,1,-1 )
に対応します。従って、基本スタイルは、

HC: { Y \(|\) X } = \(r_1\) TO \(r_2\) BY \(r_3\) ; { X \(|\) Y } = \(r_4\) TO \(r_5\) BY \(r_6\) ;


X 軸と Y 軸のパートの順番を入れ換えれば、読み込む順番が (上のプログラムでは、IX, IY の順番が)逆になります。また、 X 軸と Y 軸のパートの最後の ; は必ず必要です。 数値データは、上の順番で並んでいれば、1行の個数は自由です。

2.13.2. カラークラスタープロットパラメーター

カラークラスターの色の調整などの指定は、 パラメーターセクション P: で行います。

表 2.21 カラークラスタープロットパラメーター

パラメーター

説明

ZLIN

クラスターの高さをリニア表示で色に比例させます。(default)

ZLOG

クラスターの高さを対数表示で色に比例させます。

DMAX( \(dmax\) )

\(dmax\) 以上のデータを無視します。

DMIN( \(dmin\) )

\(dmin\) 以下のデータを無視します。

CMAX( \(cmax\) )

\(cmax\) 以上のデータを \(cmax\)の色で表示し、最大値を\(cmax\)とします。

CMIN( \(cmin\) )

\(cmin\) 以下のデータを \(cmin\)の色で表示し、最小値を\(cmin\)とします。

SMAX( \(c\) )

最大値と最小値の色を指定します。

SMIN( \(c\) )

デフォルトは赤(R)と青(B)です。

IPDC

メッシュ間隔を半分にして自動補間します。

表 2.22 特殊パラメータ

パラメータ

説明

cmap

カラーマップ名を指定。 例:angel = cmap(phits2) 使える cmap名は、`phits2' および Matplotlib で使用されているもの [3]。カラーマップ名に `_r' をつけることでカラーバーを反転できる。 例:angel = cmap(hot_r)

ndis

横軸の目盛の最大値。

上の例題にIPDCを加え、補間した例を下に示します。

List 2.20 ● 2次元カラークラスタープロット例題2

1:  P: IPDC
2:  HC: Y = 3.0 TO -3.0 BY -1.0 ; X = -3.0 TO 3.0 BY 1.0 ;
3:   0    0    0    0    0    0    0
4:   0    8    0    2    4    0    0
5:   0    0    1    5    6    2    0
6:   0    2    4   14   15    9    0
7:   0    2    5   23   32   12    0
8:   0    0    3   10   16    8    0
9:   0    0    0    0    0    0    0
../_images/fig213.png

図 2.16 2次元カラークラスタープロット例題2

2.13.3. ZLOG 表示の注意点

データを対数で扱うときは、デフォルトの最小値は、\(1\times 10^{-41}\) です。従って、ゼロの領域は表示されません。 対数表示でゼロの領域もブルーで表示したいときは、 DMIN(1.0E-42) の様に、\(1\times 10^{-41}\)より 小さい数を入れてください。