1.1. ANGEL とは

ANGEL は、簡単なインプットから、 綺麗なグラフを素早く描くために設計されたプログラムです。 実はこの表現は間違いで、ANGEL はグラフを描きません。 正確にいうと、ANGEL は簡単なインプットの情報から EPS (Encapsulated PostScript) ファイルを作るプログラムです。 つまり、ANGEL は、Angel言語からPostScript言語への 翻訳機です。

♠ PostScript: 1
PS (PostScript)とは、Adobe社のグラフィックコントロール プログラムの規格で、ひとつのプログラム言語です。 こう言うと何やら難しそうですが、 皆さんご存知のMacでは、グラフィックスの画面表示、フォントの表示、 プリンター制御、それら全てをPSの規格で行っています。 と思います。嘗てはそうだったかもしれません。 Macをお使いの方は、周りにPSプリンターがあることでしょう。 また、PSはUNIXでも普及したので、UNIXをお使いの方の 周りにもPSプリンターがあることと思います。 ただし、MacユーザーはPSということを意識したことはないと思います。 これはMacの美点ですが、MacユーザーにPSファイルを渡すと、それを 画面で見たりプリントすることが出来ないので困ったことです。
♠ PostScript: 2
PSの良いところは、それがアスキーで書かれた高級言語の プログラムだということです。 つまり、PSに拠って画面を制御したり、プリンターを制御したり、 難しそうなことをするのですが、 その命令文は、ちょうどFortranのプログラムのように、 読めるということです。 逆にPSの文法さえ知っていれば、素人でも直接PSファイルを作れる ということになります。 また、アスキーで書かれていますので、 TeXや LaTeXと同じようにポータビリティ即ち どのマシンにも持っていけ、そして同じ結果を得られる、ということが あげられます。