3.2. 計算プログラムの出力¶
ANGEL は、計算プログラムの出力の際に威力を発揮します。 それは、計算結果の出力の際にあらかじめ数値データの中に ANGEL の 命令を書きこんでおくと、出力された数値データに何の手も加えずに ANGEL で処理するだけで結果をグラフで見ることができます。 その例題として、JQMD(JAERI Quantum Molecular Dynamics) コード、 これは核反応のシミュレーションコードですが、の出力の例を見てみましょう。
1ページ目には、JQMDのロゴと反応のシステム、エネルギー、 衝突係数、イベント数、タイムステップ、乱数の初期値、 計算時間のサマリーなどが記されています。 2ページ目には、インプットパラメーター、相互作用のパラメーター、 基底状態のエネルギー、全体のエネルギー保存、 各粒子粒子衝突の個数のサマリー、 反応断面積、統計崩壊のサマリーが含まれています。
ここで、2ページ目の Input Echo のパートの インプットデータがどうなっているか見てみましょう。
List 3.7 ● JQMDデータ1
1: *-----------------------------------------------------------------------
2: * Input Echo
3: *-----------------------------------------------------------------------
4: w:Input Echo/x(1.5) y(23.5) ix(2) s(0.8) f(5)
5: wtab: x(1.5) y(23.2) ix(2) iy(3) f(5) s(0.6) tab{|rcl|}
6: \hline
7: proj & = & 40Ca
8: targ & = & 208Pb
9: event & = & 10
10: tstep & = & 90
11: frame & = & cm
12: win & = & 800mev
13: bmin & = & 0.0
14: bmax & = & 4.5
15: dt & = & 1.0
16: \hline
17: e:
ANGEL の命令が入っていますが、通常の出力としてこのままでも 十分見ることができます。 次の4ページを見てみましょう。
3ページ目には、系の時間発展、各粒子粒子衝突の時間発展の グラフが示されます。 4ページは、系の空間座標での時間発展です。 5ページ目には、QMD計算後の質量分布と電荷分布が ヒストグラフで示され、 6ページ目には、QMD計算後の質量分布と電荷分布が クラスタープロットで示されています。
シミュレーションのような数値計算の場合、結果をすぐに視覚的に 確認することは非常に重要です。 ANGEL は、このような目的に対して威力を発揮します。