共通パラメータ -------------------------------------------------- 各ソースタイプに共通なパラメータを以下に示します。 パラメータの順序は自由です。 デフォルト値(D=) のあるものは、省略可能です。 原子核や軽複合粒子のエネルギーは、核子当たりで指定します。 .. rst-class:: no-caption-number .. list-table:: **proj** :header-rows: 0 * - 値 - 説明 * - - 入射粒子。粒子のsymbolまたはkf-codeを入力。:numref:`sec-part-spec` を参照。 .. rst-class:: no-caption-number .. list-table:: **sx** :header-rows: 0 * - 値 - 説明 * - (D=0) - スピンの方向ベクトルの :math:`x` 成分。 .. rst-class:: no-caption-number .. list-table:: **sy** :header-rows: 0 * - 値 - 説明 * - (D=0) - スピンの方向ベクトルの :math:`y` 成分。 .. rst-class:: no-caption-number .. list-table:: **sz** :header-rows: 0 * - 値 - 説明 * - (D=0) - スピンの方向ベクトルの :math:`z` 成分。 スピンは、指定しないか全てゼロの場合は、未定義のまま磁場に入ります。この場合、磁場に入ったときの磁場の方向と 偏極率に従い、初期スピンが定義されます。 ここで、スピンが指定された場合は、磁場の定義の偏極率に関係なく、ここで定義されたスピンの方向で磁場に入ります。 .. rst-class:: no-caption-number .. list-table:: **reg** :header-rows: 0 * - 値 - 説明 * - (D=all) - **[cell]** セクションで定義したセル番号を指定して、ソースを発生させる領域を限定します。すなわち、ソースタイプ毎に決まる領域とここで指定する領域が重なった部分からソースを発生させます。書式は **reg = {1 - 5} 10 34** です。また、**reg = (6 < 10[1 0 0] < u=3)** などの lattice, universe 構造も指定できます。詳細は、06_TallyFormat の領域メッシュ節にあるタリーの領域指定箇所を参照してください。 .. rst-class:: no-caption-number .. list-table:: **ntmax** :header-rows: 0 * - 値 - 説明 * - (D=1000) - 領域限定の際の最大再試行回数。 .. rst-class:: no-caption-number .. list-table:: **trcl** :header-rows: 0 * - 値 - 説明 * - (D=なし) - 座標変換番号もしくは座標変換定義。 **trcl** の指定により、座標変換が使えます。 .. rst-class:: no-caption-number .. list-table:: **wgt** :header-rows: 0 * - 値 - 説明 * - (D=1.0) - ソース粒子のウエイト。 **wgt** は、ソース粒子の初期ウエイトです。 .. rst-class:: no-caption-number .. list-table:: **factor** :header-rows: 0 * - 値 - 説明 * - (D=1.0) - ソース粒子の規格化定数。 全てのタリー結果を **factor** 倍します。 ただし、マルチソースの場合は使えませんので、規格化は **totfact** を用い て行って下さい。 また、マルチソースでない場合、 **totfact * factor** が実質的な規格化定数 になります。 規格化定数 **factor** は、タリーなどの出力に乗じる定数です。 dumpファイル読み込みの際に、オリジナルのソース当たりの出力にする場合などに便利です。 **wgt** と **factor** は、逆数の関係になります。 .. rst-class:: no-caption-number .. list-table:: **izst** :header-rows: 0 * - 値 - 説明 * - (D= **proj** で指定した粒子の電荷) - 入射粒子の電荷(charge state)。 **[electro magnetic field]** セクション(または**[magnetic field]**)で定義される磁場や電場中の運動を記述する際にのみ使用されます。 また, **[parameters]** において **ifixchg=1** とした場合は,ATIMAで計算 する阻止能もこの電荷となります。 ここで指定した値は輸送の途中で変化しません。 ただし、核反応で生成された原子核の電荷は :math:`Z` に戻ります。 .. rst-class:: no-caption-number .. list-table:: **cnt(i)** :header-rows: 0 * - 値 - 説明 * - (D=0) - ソース粒子のcounter初期値。 iはcounter番号(i=1-3)に対応します。 各 **** で異なるカウンター初期値を設定することにより,それぞれの 寄与を区別してタリーすることが可能です。 .. rst-class:: no-caption-number .. list-table:: **ispfs** :header-rows: 0 * - 値 - 説明 * - (D=0) - 自発核分裂からの中性子線源。 (Version 3.31以降、RI線源機能(**e-type=28,29**)でも自発核分裂中性子が 再現できるようになりましたので、:math:`\gamma` 線との混合場を表現する場合はそち らの利用を奨励します。) **ispfs = 1,2** を指定し、 **proj** として、 U-238, Pu-238, Pu-240, Pu-242, Cm-242, Cm-244, Cf-252, Th-232, U-232, U-233, U-234, U-235, U-236, Np-237, Pu-239, Pu-241, Am-241, Bk-249の放射 性核種を指定した時、これらの核種が自発核分裂を起こした場合に放出される中 性子を線源とすることができる。 **ispfs=1** の場合、タリーの計算結果が自発核分裂の回数当たりで規格化され、乱数により平均中性子放出数を再現するように発生させます。したがって、同じ核分裂で放出された中性子同士による相関を計算することができます。一方、 **ispfs=2** の場合は、自発核分裂で発生した中性子1個当たりで規格化され、1ヒストリで常に1個の中性子が放出されます。この線源を使用した場合、 **[source]** セクションで指定した **e0** や **e-type** で指定されるエネルギー分布、 **dir** や **a-type** で 指定される角度分布は無視されます。 RI線源機能(**e-type=28,29**)とは違い、 **proj** で指定した粒子ではなく、 中性子が線源粒子となりますのでご注意ください。 **ispfs** を用いた中性子線源については、文献 [#]_ にあるデータを参照しました。 また、本文献にあるデータを用いる際、これらのデータ及び記述するFORTRANプログラムの開発については、株式会社ナイスのLiem Peng Hong氏のご協力を得ました。ここに氏への謝意を表します。 次のように、projにPu-240を指定し、ispfs=1とすると、Pu-240の自発核分裂による放出される中性子が線源粒子となります。 この場合、e0の値も定義されていますが、無視されます。 .. code-block:: text [ Source ] s-type = 1 proj = 240Pu e0 = 1.0 z0 = 0 z1 = 0 r0 = 0.0 dir = 1.0000 ispfs = 1 .. [#] J.M. Verbeke, C. Hagmnn, and D. Wright, Simulation of Neutron and Gamma Ray Emission from Fission and Photofission, UCRL-AR-228518 (2014). .. rst-class:: no-caption-number .. list-table:: **ibatch** :header-rows: 0 * - 値 - 説明 * - (D=all) - **itall=4** の場合に各マルチソースが有効となるバッチ番号を指定 する。書式は **all**, もしくはバッチ番号です。 **{1-5}** のように複数バッチ番号をまとめて指定することができます。