.. _Asec-angel: .. _sec-angel: ANGEL ================================================== ANGEL は、簡単なインプットから、EPS 形式のグラフを素早く描くために設計されたプログラムです。すなわち、ANGEL は、Angel 言語(数値データファイルをグラフ化するために書き加える必要最低限の命令)から PostScript 言語(Adobe 社のグラフィックコントロールプログラムの規格のプログラム言語)への翻訳機です。 ANGEL は PHITS のソースに含まれており、PHITS の出力でも ASCII ファイルのほかに EPS ファイルを得ることができますが、その後のグラフの整形などに ANGEL が必要になる場合があります。単体の ANGEL をコンパイルするためには、`/src/` フォルダにある `make.ang` を用いて、次のようなオプションを付けて `make` してください。 .. code-block:: text :caption: ANGEL のコンパイル例 make -f make.ang その他の ANGEL に関することは、ANGEL のマニュアルを参照してください。 タリー定義文 -------------------------------------------------- ANGEL パラメータ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ タリー出力で、ANGEL のパラメータを追加します。 .. code-block:: text :caption: ANGEL パラメータの指定例 angel = xmin(1.0) ymin(1.3e-8) ここで定義したパラメータは、タリー出力の中で次のように記載され、横軸と縦軸の最小値をそれぞれ指定した値に変更します。 .. code-block:: text :caption: タリー出力中での記載例 p: xmin(1.0) ymin(1.3e-8) 主要な ANGEL パラメータを以下に示します。他の ANGEL パラメータに関しては、ANGEL のマニュアルを参照してください。 .. list-table:: ANGEL パラメータ :header-rows: 1 * - ANGEL パラメータ - 説明 * - **xmin** - 横軸の目盛の最小値。 * - **xmax** - 横軸の目盛の最大値。 * - **ymin** - 縦軸の目盛の最小値。 * - **ymax** - 縦軸の目盛の最大値。 * - **xlin** - 横軸を線形表示。 * - **xlog** - 横軸を対数表示。 * - **ylin** - 縦軸を線形表示。 * - **ylog** - 縦軸を対数表示。 * - **xdec** - 横軸数値を 10 進数表記。 * - **xexp** - 横軸数値を指数表記。 * - **ydec** - 縦軸数値を 10 進数表記。 * - **yexp** - 縦軸数値を指数表記。 * - **cmin** - 2 次元表示(カラープロット)の最小値。 * - **cmax** - 2 次元表示(カラープロット)の最大値。 * - **cmnm** - 長さの単位を cm から nm に変換。 * - **cmum** - 長さの単位を cm から μm に変換。 * - **cmmm** - 長さの単位を cm から mm に変換。 * - **cmmt** - 長さの単位を cm から m に変換。 * - **cmkm** - 長さの単位を cm から km に変換。 * - **nsps** - 時間の単位を nsec から psec に変換。 * - **nsus** - 時間の単位を nsec から μsec に変換。 * - **nsms** - 時間の単位を nsec から msec に変換。 * - **nssc** - 時間の単位を nsec から sec に変換。 * - **scmn** - 時間の単位を sec から min に変換。 * - **schr** - 時間の単位を sec から hour に変換。 * - **scdy** - 時間の単位を sec から day に変換。 * - **scyr** - 時間の単位を sec から year に変換。 * - **cmap** - カラーマップ名を指定します。例: `angel = cmap(phits2)`。使える **cmap** 名は `phits2` および Matplotlib で使用されているもの [#angel_matplotlib]_ です。カラーマップ名に `_r` を付けることでカラーバーを反転できます。例: `angel = cmap(hot_r)` * - **ndis** - 横軸の目盛の最大値。 .. [#angel_matplotlib] J. D. Hunter, "Matplotlib: A 2D Graphics Environment", Computing in Science \& Engineering, vol. 9, no. 3, pp. 90-95, 2007. カラーマップ: https://matplotlib.org/stable/users/explain/colors/colormaps.html ライセンス: https://matplotlib.org/stable/project/license.html ライセンスは `a-main1.f` にも直接記載されています。 バージョン 2.89 以降、デフォルトの出力サイズを A4 から US レターに変更しました。もし、出力する EPS ファイルの用紙サイズを変更する場合は、ANGEL パラメータとして、**a4us** (US レター)、**a3pp** (A3)、**a4pp** (A4)、**a5pp** (A5)、**b3pp** (B3)、**b4pp** (B4)、**b5pp** (B5)を指定してください。括弧の中は各々の用紙サイズです。