統計誤差伝播のコントロール -------------------------- ``IERTDCHO``\ は、[T-Yield]で求めた核種生成量と[T-Track]で求めた中性子束の統計誤差を、DCHAIN計算へ伝播させるかどうかを指定する。\ ``IERTDCHO``\ ``= 1``\ では統計誤差を考慮し、\ ``IERTDCHO``\ ``= 0``\ では考慮しない。\ ``IREDUFMT``\ ``= 1``\ として[T-Dchain]の簡略出力形式を使用する場合、誤差伝播に必要な情報は、通常の[T-Track]出力ファイル(\ ``*.dtrk``\ )と[T-Yield]出力ファイル(\ ``*.dyld``\ )に含まれる。 従来の出力形式(\ ``IREDUFMT``\ ``= 0``\ )では、核種生成量の統計誤差を記録した追加の[T-Yield]ファイル(\ ``*_err.dyld``\ )が自動生成される。この形式を使用する場合は、\ ``HENMTCF``\ に核種生成量の誤差ファイル名を指定する。[T-Dchain]の既定値では、\ ``IERTDCHO``\ ``= 1``\ であり、\ ``HENMTCF``\ には\ ``_err.dyld``\ が設定される。ここで、\ ````\ は[T-Dchain]の\ ``file``\ パラメータに指定した名前である。\ ``IERTDCHO``\ ``= 0``\ または\ ``IREDUFMT``\ ``= 1``\ を選択した場合も、\ ``HENMTCF``\ は既定値とともにDCHAIN入力ファイルへ出力されるが、コメントアウトされた状態となる。このため、必要になった場合は容易に再び有効化できる。 この誤差伝播機能は2019年に導入された。有効にすると、主要な放射化計算結果を記録する\ ``*.act``\ ファイルとANGEL入力用の\ ``*.ang``\ ファイルに、統計誤差を示す列が追加される。これらのファイルをスクリプトで自動処理する場合は、\ ``IERTDCHO``\ の設定によって出力形式が変わることに注意する必要がある。