文字列 ------ コメントやグラフタイトルで使用する文字列には、 ギリシャ語や特殊文字、数式やルビ、など多様な表現が使えます。 それらを記述する命令は、TeXや LaTeXの命令をほぼ踏襲しています。 TeXや LaTeXに馴染みのある方は簡単ですが、初めての方は 少し違和感があるかもしれません。しかし、利用頻度の 高い命令はごくわずかですので、すぐに慣れると思います。 まず、TeXや LaTeXと比べて共通する原則や、異なる点を まとめておきます。 - **特殊命令は、原則として“\ ``\``" で始り、原則として 半角空白で終わる** - **半角の空白続きは、TeXや LaTeXと違い、それぞれ 半角空白と見なされる** - **複行コメントの中の改行は、TeXや LaTeXと違い、 改行と見なされる** - **半角の記号文字の中には、そのまま入力しても出力 されない特殊文字がある** 最後の特殊文字について、その意味と出力するための命令を 下にまとめます。 .. list-table:: 単純に出力できない特殊文字 :name: table-ref-special-characters :align: center :class: image-table * - .. image:: assets/fon002.png :width: 483.5pt :class: responsive-figure 全体的な書体の選択 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 基本的なフォントは、欧文で4種類、和文で2種類使えます。 欧文は、Helvetica, Symbol, Times-Roman, Courier、 和文は、明朝体、ゴシック体です。 Symbolを除くそれぞれの書体にイタリック(斜体)、ボールド(太字)、 ボールドイタリック(太字斜体)が用意されています。 ``BFON(`` :math:`f` ``)``, ``TFON(`` :math:`f` ``)`` や、 ``F(`` :math:`f` ``)`` でフォントを指定するときは、 :math:`f` として以下の番号で指定します。それに従って、 全体のフォントや、軸目盛りの数字、コメントのフォントを 選択することができます。 指定されないときのデフォルトは、0 番の Helvetica です。 .. list-table:: フォントの種類 :name: table-ref-font-types :align: center :class: image-table * - .. image:: assets/fon001.png :width: 483.5pt :class: responsive-figure 文字列の中の書体の変更 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ | ひとつの文字列の途中で書体を変える命令は、ほぼ TeXや LaTeXと 同じで、書式は、 .. container:: minipage angel-doublebox ``{\``\ *ff*  文字列 ``}`` | ここで、英文字2文字 *ff* で定義される 書体に ``{   }`` の中の文字列が 変更されます。\ *ff* としては以下のようなものがあります。 .. list-table:: 書体変更命令 :name: table-ref-font-commands :align: center :class: image-table * - .. image:: assets/fon003.png :width: 483.5pt :class: responsive-figure 文字の大きさ ~~~~~~~~~~~~ ANGEL では、文字列の場所、例えばグラフタイトル、軸タイトル、凡例、 コメント、などでデフォルトの文字の大きさが決まっています。 それらの大きさは、パラメーターで変更可能です。 また、入力の文字列でも文字の大きさを変更できます。 ひとつの文字列の途中で文字の大きさを変える命令は、ほぼ TeXや LaTeXと 同じで、書式は、 .. container:: minipage angel-doublebox ``{\``\ :math:`size` 文字列 ``}`` | ここで、英文字 :math:`size` で定義される 大きさに ``{   }`` の中の文字列が 変更されます。 TeXや LaTeXと違って、これらの効果は現在の大きさを基準に作用します。 また、何回も繰り返し挿入することもできます。 従って、\ ``\normalsize`` というのはありません。 :math:`size` としては以下のようなものがあります。 .. list-table:: 文字サイズと文字サイズの変更命令 :name: table-ref-font-sizes :align: center :class: image-table * - .. image:: assets/fon004.png :width: 483.5pt :class: responsive-figure 文字の色 ~~~~~~~~ ANGEL では、文字列の場所、例えばグラフタイトル、軸タイトル、凡例、 コメント、などで文字の色を パラメーターで変更可能です。 また、入力の文字列でも文字の色を変更できます。 ひとつの文字列の途中で文字の色を変える命令の書式は、 .. container:: minipage angel-doublebox ``{\color{`` :math:`c` ``}``\ 文字列 ``}`` | ここで、\ :math:`c` [#char-color]_ で定義される色に ``{   }`` の中の文字列が 変更されます。 .. [#char-color] 色の定義の仕方は、ラインパラメーターのところで解説します。 文字の箱 ~~~~~~~~ ANGEL では、文字列の場所、凡例、複行コメント、定数表示 などで文字列全体をいろいろな箱で囲むことが パラメーターの指定で可能です。 また、入力の文字列でもある特定の文字列だけを箱で囲むことが可能です。 文字列を箱で囲む命令の書式は、 .. container:: minipage angel-doublebox ``{\``\ :math:`boxname`\ ``{`` :math:`c` ``}{`` :math:`cb` ``}{`` :math:`cl` ``} 文字列 }`` | ここで、\ ``{   }`` の中の文字列が、 :math:`boxname` [#char-box]_ で定義される箱に囲まれます。 また、\ :math:`c` [#char-box-color]_ で文字の色が、\ :math:`cb` で背景色が、\ :math:`cl` で 箱の線の色が変えられます。色の定義のところは省略できます。 .. [#char-box] :math:`boxname` の説明は、BOX: セクションのところで解説します。 .. [#char-box-color] 色の定義の仕方は、ラインパラメーターのところで解説します。 漢字のルビ ~~~~~~~~~~ | ANGEL では、漢字のルビを簡単に入れることができます。 書式は、 .. container:: minipage angel-doublebox | ``\ks{ 漢 }``\ ``^``\ ``{ かん }`` | ``\ks{ 漢 }``\ ``_``\ ``{ かん }`` | ``^`` を使ったほうが漢字の上にルビがはいります。 ``_`` は下にルビがはいります。以下に例題を示します。 .. list-table:: 漢字のルビ :name: table-ref-kanji-ruby :align: center :class: image-table * - .. image:: assets/fon007.png :width: 483.5pt :class: responsive-figure 特殊文字 ~~~~~~~~ 特殊文字を出力するために次の様な命令が用意されています。 .. list-table:: 特殊文字 :name: table-ref-special-symbols :align: center :class: image-table * - .. image:: assets/fon005.png :width: 483.5pt :class: responsive-figure ここで、\ ``\``\ ``today,``\ ``\``\ ``time,``\ ``\``\ ``file,``\ ``\``\ ``page`` は、 それぞれ、日付、時間、入力ファイル名、ページ数が 出力されます。日付、時間はデフォルトで英数字、これを 漢字表記にするには、パラメーターセクションで ``DATE(``\ :math:`ks`\ ``)`` の :math:`ks` の部分に漢字を最低1文字入れます。 アクセント類 ~~~~~~~~~~~~ アクセント類に関して次の様な命令が用意されています。 .. list-table:: アクセント類 :name: table-ref-accents :align: center :class: image-table * - .. image:: assets/fon006.png :width: 483.5pt :class: responsive-figure