EXPACSのホームページへようこそ!EXPACSとは,Excel-based Program for calculating Atmospheric Cosmic-ray Spectrumの略で,大気中の任意地点・時間における宇宙線フラックス及びそのエネルギースペクトルを計算可能なプログラムです。また,宇宙線による人体の被ばく線量や空気の吸収線量も計算することができます。さらに,EXPACS-V を用いれば,地表面もしくは固定高度における宇宙線被ばく線量をGoogle EarthTM上の地図に可視化することができます。科学技術計算・教育など,様々な目的にご活用下さい。

本プログラムに関するご意見・質問等は,日本原子力研究開発機構 佐藤達彦(Email: nsed-expacsjaea.go.jp)までご連絡下さい。



2024年3月24日
 EXPACS ver4.14を公開。2024年3月21日までの太陽活動データを更新しました。

2023年7月23日
 Fortran及びC++バージョンのPARMA線源発生モード(main-generator.f90及びmain-generator.cpp)で消滅γ線の効果を考慮するようにプログラムを修正しました。

2023年5月5日
 EXPACS ver4.13を公開。2023年5月3日までの太陽活動データを更新しました。

2022年6月17日
 EXPACS ver4.12を公開。2022年5月31日までの太陽活動データを更新しました。

2022年1月25日
 EXPACS ver4.11を公開。2022年1月24日までの太陽活動データを更新しました。

2021年4月07日
 EXPACS ver4.10を公開。2021年3月21日までの太陽活動データを更新しました。

2020年9月29日
 EXPACS ver4.09を公開。2020年9月28日までの太陽活動データを更新しました。c++バージョンのイベント発生モード(main-generator.cpp)を修正しました。

2020年5月25日
 EXPACS ver4.08を公開。2020年5月25日までの太陽活動データを更新しました。C++バージョンのPARMAを公開しました。

2020年1月14日
 EXPACS ver4.07を公開。2020年1月10日までの太陽活動データを更新しました。

2019年5月28日
 EXPACS ver4.06を公開。2019年5月27日までの太陽活動データを更新しました。PARMA4PHITSで再コンパイルせずに計算条件を変更できるようにしました。

2018年12月21日
 EXPACS ver4.05を公開。13ステーションの中性子モニタ計数率を使って過去の太陽活動データを再評価しました。従来のversionと結果が多少異なりますのでご注意下さい。また,2018年12月19日までの太陽活動データを更新しました。また,EXPACS-Vも併せて更新しました。

2018年5月15日
 EXPACS ver4.04を公開。2018年5月14日までの太陽活動データを更新しました。

2018年1月18日
 EXPACS-V ver. 2.0.0を公開。最新版Windowsでも動作するように改良しました。また,線量データベースをEXPACS ver. 4.0で計算した値に更新しました。

2018年1月5日
 EXPACS ver4.03を公開。2018年1月4日までの太陽活動データを更新しました。

2017年7月26日
 EXPACS ver4.02を公開。2017年7月25日までの太陽活動データを更新しました。高いcut-off rigidityを入力した際,一部のミューオンフラックスが#VALUEとなってしまうバグを修正しました。

2017年3月8日
 EXPACS ver4.01を公開。2017年3月8日までの太陽活動データを更新し,高度-大気深度変換に緯度依存性を考慮出来るようにした。また,放射線挙動解析モンテカルロコードPHITSのユーザー定義線源形式で書かれた宇宙線ジェネレータも公開しました(ダウンロード → PARMA4PHITS.zip)

2016年8月5日
最新版EXPACS(ver. 4)の詳細を記載した論文が電子ジャーナルPLOS ONEに掲載されました。この文献はオープンアクセスですので,こちらから誰でもダウンロードできます。

2016年7月22日
 EXPACS ver. 4.00を公開。Version4.00より,天頂角に対する角度微分フラックスが計算可能となりました。また,ある地点を飛び交う宇宙線のエネルギーや角度を解析モデルと乱数を用いて決定するFORTRANプログラム(宇宙線ジェネレータ)も公開しました。

2016年7月21日
 EXPACS ver3.03を公開。2016年7月20日までの太陽活動データを更新。

2016年5月11日
 EXPACS ver3.02を公開。フルエンスから空気吸収線量への換算係数の単位が間違っていたので修正。2016年5月11日までの太陽活動データを更新。

2016年1月6日
 EXPACS ver3.01を公開。ミューオンに対する計算パラメータを微修正。2015年12月31日までの太陽活動データを更新。

2016年1月2日
FORTRAN版のEXPACSをLinux環境でも動作するように修正しました。

2015年12月16日
最新版EXPACS(ver. 3)の詳細を記載した論文が電子ジャーナルPLOS ONEに掲載されました。この文献はオープンアクセスですので,こちらから誰でもダウンロードできます。

2015年11月30日
 EXPACS ver. 3.00を公開。Version3.00は,従来版と比べて以下の特徴があります。
  • 適応可能な原子番号が2(He)から28(Ni)に拡張されました。
  • 適応可能な高度が20kmからほぼ大気TOP(~100km)に拡張されました。
  • 中性子以外の適応エネルギー下限値が1MeVから10keVに拡張されました。
  • 高度(km)-大気深度(g/cm2)の変換に緯度依存性を考慮するようにしました。
  • 被ばく線量のみならず,宇宙線による大気中の電離量を計算可能としました。
  • Oulu中性子モニタの計数率をユーザーが直接入力することにより,直近の宇宙線フラックスを計算可能としました。
なお,Version3.0では,最新版PHITSを用いて実施した空気シャワーシミュレーション結果を再フィッティングしたため,従来versionと比べて計算結果が多少変わります。また,FORTRAN版のEXPACS(PARMAモデルそのもの)も公開開始しました。